丸一日何もしない罪悪感を撃退するとっておきの方法

ゆっくりしているパンダ お悩み

同世代の友人と話していると、
休日についての話になりました。
彼女が言うには、

休みの日に予定を入れすぎて、何だか息抜きできないとのこと

そのこともあって、せっかくの長期休暇で、旅行の時でも、
仕事のことが頭の片隅から離れずに、
ストレスが発散できないと嘆いていました。

この悩み、仕事に一生懸命打ち込まれている方なら
もしかすると、一度は悩まれたことがある悩みかもしれません。

確かに以前の私も、せっかくの休日でも仕事が
頭から離れなかったことに悩んでいました。

特に月曜に仕事が始まる日曜の夜は、
仕事モードを取り戻すことに
必死で心の準備をしていたように思います。

そうすると、月曜日のカウントダウンが近づくにつれ、
憂うつな気分が増していったのです。

しかし、ある考え方を知ったことをきっかけに、
今では罪悪感なく休日を目一杯楽しんでいます。

そこで今日は、

どうして休むことに罪悪感を抱くのか?

罪悪感を抱かないためにはどうしたら良いか?

ということについて少しお話ししてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。

休日は家事、仕事、遊びの予定つめつめだった頃

私が以前、働いていた職場は多忙でよく残業をしていました。

そして朝も通勤ラッシュで無駄な時間がかかるのが嫌だったので、
少し時間をずらして早めに出勤していました。

そのため、仕事のある平日は家のことがまったくといっていいほど、
何もできませんでした。

土日は休日なのですが、休日は家でできる仕事をしたり、
1週間分の家事をまとめてすると、決めていました。

しかし、せっかくの土日。
休みなのに何もしないことがもったいない。

土日のどちらかは友人と近場の温泉に行ったり、
誘われてイベントに参加したり、
何かしらスケジュール帳に予定を入れていました。

普段の仕事は職場の予定表があり、
それでスケジュール把握はできていたので、
特に仕事の予定はスケジュール帳に書き込むこともありません。

スケジュール帳に書き込む予定がないと、
友達もいなくて淋しい人間のように感じていた私は、
何か書き込む予定がほしかったように思います。

しかし、スケジュール帳に書き込む予定が増えた満足感とは裏腹に
私の心と身体は悲鳴を上げていったのです。

疲れがとれない上に何もしないことが罪悪感になってしまう

そうした生活を続けていると、
休日、遊んでいる瞬間は楽しいのですが、
疲れは溜まる一方でした。

家事をしようと決めていた休日の朝に
日ごろの疲れで昼過ぎまで爆睡してしまうのです。

そうすると、
「天気がいいのに洗濯できなかった‥」
「平日のご飯のストック作ろうと思ったのに‥」
「あぁ、朝に掃除機かけたかったのにー‥」

「あぁ、何で寝過ぎたんだろう‥」と後悔ばかり押し寄せてきます。

こうなると、せっかくの休日でも心がまったく休まりません。

しかも、休日の1日は必ず何かしら予定を入れているので、
予定通りにことが進まなかったので、
溜まった家事のことが頭から離れず、心から楽しめないのです。

「あぁ、この楽しいことが終わったら、掃除できていない汚い部屋に戻るんだ‥」
「次の日の仕事の準備も中途半端だな‥」

やっぱり休日に何もしないことは、罪だなと感じていました。

こんな生活を続けていると、積もったストレスから逃避するように、
一人で飲みに行くようになり、
家に帰ってまた何もできないで罪悪感を持つという
悪循環におちいってしまったのです。

今どきの若者に働く上で大事なことを教えられた

私がこんなに悩んでいる真っただ中で
同じ職場の後輩Aは、ほぼ同じ仕事をこなしているのに、
早く帰るし、休日出勤もそんなにしていないようでした。

Aは振られた仕事で、できないことは断るし、
職場の飲み会の2次会も来たり来なかったりと要領がいいのです。

当時の私は彼女を「今どきの若者っぽいよねー。シレッとしてるわ。」
とそこまで良い印象はありませんでした。

ところが、大きな仕事を前にさすがに残業をしているAと
少し話す機会がありました。

わたし
Aさん、珍しく残業してるわね。
Aさん
そうなんですよー。調子狂います。早く帰りたーい。
わたし
Aさん、いつも仕事時間内に終わらせてすごいわね。
Aさん
はい。私、休日にしっかり休まないとストレス溜まるんで。
わたし
だよねー。でも休日って何だかんだで忙しくない?普段できないことしなきゃだし。
Aさん
え?特に私はしないといけないことはありませんね。
わたし
あなたも一人暮らしでしょ?家事たまらないの?
Aさん
一人暮らしですが、家事は平日にしてるので、休日に丸1日使うことはないですね。
わたし
せっかくの休みなんだし、何かしないの?どこか行ったり、人と会ったり。
Aさん
そうですねぇ。その日になって行きたければ行くかもですし。
逆に聞きますが、休日って休む日ですよね?何かしないといけないんですか?
わたし
何かしないと落ち着かなくない?溜まった家事こなさないと大変なことになるし。
Aさん
いいえー。私は何もしないことが至福のときなんです。
そのために平日は頑張ってます。
ってか先輩、前から気になってたんですが、
ウチの職場、無駄なこと多いですよね。特におしゃべり!
わたし
(おぉ、言っちゃったわね)
でも、コミュニケーションは必要かなと。
Aさん
仕事の話ならいいんですけど、割とどうでもいい話ですよね。
それで、ダラダラ残って、残っていても別の話しちゃって、
私はサッと帰って家事してますよ。
わたし
でも、女性が多い職場だと、おしゃべりでストレス発散できるし、
普段の仕事にも関係あるんじゃない?
Aさん
んー、私は特に困ったことはないですね。
わたし
(あ、意外と困ってなかったんだぁ。驚き)
そうなんだねぇ。でも1日何もしないと罪悪感を持たない?
Aさん
罪悪感?1ミリもないですよー。自分で決めた休日の過ごし方ですよね。
誰に悪いと思うんですかー?
わたし
え、あぁ、そうよね。誰に悪いと思っていたんだろ。
思えば、休日明けに何したか聞かれたときに、『何もしなかったんですよ。』と
言ったときに、『勿体無い!若いんだから!』とか言われてると、
何かしないといけない、そんな気がしてたのよね。
Aさん
先輩――気にしすぎ、ウケる!
おばちゃんたちに何言われたって気にしてたらしょうがないですよ!
わたし
(クッ、言いたいこと言えてうらやましいわ)
そ、そうだね。
Aさん
そうですよー、私、先輩はおしゃべりや仕事が好きで残っていると思ってました。
この時間までに、ここまですると決めて取り組むとできますよー
わたし
ア、アドバイスまでありがとう。参考にさせてもらうわ。

悔しいけれど、その若者を見習ってみたら見えてきたもの

そんなやり取りがあり、今までの私だったら、
この社会は経験の差が絶対的な価値だと思っていたので、

後輩の言うことはあまり真に受けることはなかったのですが、
実際、この後輩は仕事はできているので、悔しいけど少し納得していました。

まずは、コミュニケーションをとる上では
必須だと思っていた世間話を意識してみました。

私は誰かと話をするのは好きなので、
一切止めるのではなく、

時間を決めて切り上げたり、
今日中に終わらせたい仕事が終わってから
参加しようと決めてみました。

そうすると、おしゃべりに参加しようがしまいが、
意外と先輩方は気にしてないということに気づけました。

そして、周りを観察して気づいたことがあったのですが、
おしゃべりしながらも先輩方は何かしら仕事をしている。

考えないでできる仕事を手を動かしながらしていたのです。

同じように後輩を見ていると、彼女もまったく話に参加しないのでは無く、
ポイントでは参加して、場を盛り上げつつ、

後は集中してますというオーラを出しまくり
仕事に集中していたのです。

私もAのマネをしてみて、集中するときは集中し、
時間を意識して仕事に取り組んでみました。

そうすると、いつもより早く仕事が終わったのです。
早く終わった分、少し早めに帰って
家事が少しずつできるようになってきました。

平日にほとんど仕事が終わっているので、
休日に余裕ができるようになってきました。

ゆっくり過ごそうとする心の余裕もでき、
休日はしっかり“休む”ということができるようになったのです。

そして、休むことができるようになった私は、
堂々と「何もしないでゆっくり家で過ごして、リフレッシュできた。」と
言えるようになっていたのです。

あえて友人と何もしない時間を作ってみた

最初の友人の話に戻しますが、
彼女も私と同じ悩みを持っていたので、
休みの日に公園に誘ってみました。

この時の予定の決め方もいつもと違って、
だいたいこの時間からこの公園にいるから、
来てみてと、伝えました。

最初は、待たせたら悪いと言って心配そうな彼女でしたが、
ゆっくりしているので大丈夫と私は言います。

先に公園に着いた私は、
公園の池を眺めてぼーっとしていました。

そこに彼女が現れたのですが、
近所なのにこの公園に来たのは初めてとのこと。

まずは目を閉じて、風を肌で感じてもらい、
色々な音を聞いてもらいました。

そうすると、ザワザワした心が落ち着くし、
五感が鋭くなってきます。

公園でのんびり過ごす体験をした彼女も、
本当の意味でストレスが軽くなったと感じたそうで、

本来の自分の戻るためには、
何もしない時間をとることは大事だと思ってくれたようです。

まとめ

以前の私は休日の丸1日予定がないと、
非生産的でもったいない気がして
罪悪感を持っていました

しかし、あえて何もしないというのも
本来の自分に気づけるし、

身近な自然の中で過ごすと
心からリラックスできます。

休日と平日のメリハリをつけて、
心と体を休めるという日を
自分で決めるのもいいことかもしれません。

周りに合わせて何となく決めたことではなく、
自分で自信を持って決めたことは、
周りから何か言われても、気にならないもののようです

初めは難しいかもしれませんが、
半日くらいからやってみると
いいかもしれませんね。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。