初夏は緑もまぶしくて、
爽やかな風が本当に気持ち良いですよね。
気温や湿度もちょうと良く、
外で体を動かすことは
日ごろのストレスの解消にもなります。
ですが、
私は激しい運動が好きではありません。
ましてや、
山登りを楽しむ
山ガールなんて遠い存在。
健康のために森林を活用するという
森林療法が何となく心と体に
良さそうなのは分かるけど、
専用の服や道具を用意して
山に登るまでのハードルは高いな。
と、思っていました。
しかし、
一度森林セルフケアを
体験し、学んでみると
運動嫌いな私がなぜ森林セルフケアを
一押しするのか?
今日はインドア派さんにも
森林セルフケアをおすすめする理由を
書いてみようと思います。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
もくじ
ランニング人気でストレスフル
最終目標はホノルルマラソンかな^^
ここ5,6年ランニングブームですよね。
友人のSNSなんかは
このようなランニング報告が増えました。
最近は走りやすいように
公園やグラウンドは整備され
夜でも明るくなり走る人の姿をよく見かけます。
ランニングブームの少し前は、
ダイエットのために
友達と連れ立って
夜にウォーキングしたものです。
その時は人もまばらで
夜に女性一人で歩いたり走ったりするのは
危険だとみんな思っていました。
それが今では
夜に人が走っている光景は
珍しいものではなくなったのです。
お一人様でもガンガン走っていますね。
ランニングブームのはじまりには
ランニングが市民権を得てからは
私のプチストレスが溜まっていったのです。
友1とランチに行ったときのことです。
ストレス解消になるし、楽しいよ。
フルマラソンに出てみたくて、
サークルは入ったんだぁ。緩い感じだけどね。
美和ちゃんもしてみない?
やれるよーー。
友2と飲み会での会話。
飲み会は楽しいけど、暴飲暴食しちゃうと
すぐ体に肉がつくよね。
友2はなにか運動してる?
ダイエットにもなるし、気持ちいいよー。
走り慣れたら、仕事が忙しい時とか
走れないことがストレスになってさぁ。
当時の職場の同僚K子さんとプライベートで
飲みに行ったときのこと。
私、運動経験無いからやろうとは思わないけど
誘われちゃうんですよね。
K子さんは学生時代、運動経験あります?
K子さんも今度のフルマラソン出たりする‥?
すごい体力ですね。
一緒にやりませんか?
私は健康作りに興味はあるのですが、
ランニングはものすごくハードルが高いのです。
カッコいいウェアを着て、
そこそこのフォームで
颯爽(さっそう)と走り抜ける。
私のガラじゃありません。
あまりのランニングのお誘いや
SNSでのランニング関係の投稿の多さに
私のストレスは蓄積されていったのです。
森林セルフケアとの出会い
そんな何とも言い難いストレスが溜まっていく中で
ある講座が私の目に留まります。
NPO法人日本森林療法協会が主催する
「森林セルフケア講座」です。
森林セルフケアとは、
「森に行って自然に無理なく
自分自身をケアする健康法」とのこと。
このコンセプトに私はとても惹かれたのですが、
福岡市近辺の森って言ったら、どこだろう?
車運転しないけど、自力で行けるかな?
案内を熟読していくと、
福岡市植物園!!どれどれ、(マップ検索)
めっちゃ市街地にある‥
大丈夫よね。
講座当日になり、
紹介された講師のF森先生。
森林っていうと、つい山を想像しちゃうんだよね。
山ガールはちょっと難しいなぁって。
森に入って元気もりもり。
淡々としながらも親父ギャグを
要所要所にぶっこんできます。
座学の講座では
森林の成り立ちから
セルフケアの重要性など様々なことを学びます。
こういう理論があったのね。
良い点だけじゃなく危険性も知ることは大事!
森のことをみんなに知ってほしいなぁ。
身近過ぎて機会がないよねー。
改めて日本の森の勉強をして
関心しきりでした。
実地講座では
植物園でセルフケアの代表的なプログラムを
実際に体験しながら学びます。
植物園で集合すると、
程よい木かげのある
平らな場所に行き、
まずは目を閉じたり
じっくり呼吸をしたりして
五感を開いていきます。
ストレスフルな環境では
私たちの五感はなるべく感じないように
閉じてしまいがちなんだそうです。
開いた五感を使って、
木をじっくり観察したり、
土の感触を感じたりするのは
とても気持ちがいいものでした。
これは私のお気に入りの活動の
葉っぱ集めです。
同じ木の葉っぱでもこんなに
色とりどりの葉っぱが。
葉っぱ集めについ夢中になってしまいます。
来場者の多い植物園ですが、
奥の方は意外と人も少なく静かです。
新緑がまぶしい植物園で
1日ゆったりと
自分の心と体に向き合う。
身近なところに
こんなに自然豊かな環境があることにも
驚きました。
森林セルフケア体験会
森林セルフケア講座から
1ヶ月ほど経ったときに
今度は実際に森林セルフケア体験会が
行われました。
場所は福岡市の
大濠(おおほり)公園。
ここもまた市街地にある
都市型の公園です。
人が多かったイメージしかない。
森っぽいところあったっけ?
そんな疑問を持ちながら
集合場所に行ってみると、
確かに森っぽいところはある。
私がイメージしてた森って山だったんだなぁ。
初めは公園を散策しながら、
5,6人のグループで
樹木を観察します。
普段は気にも留めないのですが、
まじまじ見ると、
葉っぱの形や
枝から伸びる葉の付き方、樹皮の手触りなど
多種多様で面白いです。
シロツメクサの生える広場で
裸足になると、
地面のひんやり感が気持ちいい。
裸足になったの何年ぶりだろう。
次は1人1本、
手ごろな大きさの木を見つけて
抱きついたり木を背にして
もたれかかったりしました。
これは一人だと恥ずかしくって
なかなかできないなー。
そして、好きな場所を選んで
1人で過ごす時間。
これは是非、みなさんにも体験してほしいくらい
おすすめのプログラムです。
他の人と話をしたりせず
1人で過ごすという条件以外は
何をしても自由。
歌ったり、歩いたり。
私の場合はシートを敷いて
木の下に寝転がり
風に揺れる木漏れ日を見るのが
大のお気に入りです。
セルフケア体験会の参加者の方からは
「ゆっくり森で過ごせて日ごろの喧騒を忘れられた。」
「虫が嫌いで参加をためらっていたけど、
参加して良かった!」
「運動苦手だけど、
これなら外で気持ちよく過ごせる。」
「手軽でストレスケアに最適」
というような感想が出ました。
セルフケアは無限大
くり返しますが森林セルフケアは、
「森に行って自然に無理なく
自分自身をケアする健康法」です。
ですので、
フィールドは都市型公園だけでなく
○○山のような森でもいいですし、
時間も60分ほどの短い時間から
半日、1日がかりまで
自由です。
そして自分自身が
気持ちいいと思うなら
その森で何をするかも
自由に選べます。
プログラムや場所、人数、時間など
組み合わせは無限大。
そこが運動苦手な私が森林セルフケアに
大きな魅力を感じたところです。
ある人は
ヨガを教えているので
森でゆったりヨガをしたり、
比較的体を動かすことが好きな人は
森の傾斜を使って
ウォーキングをしてみたり。
私は家でしている
リラックスする呼吸法や
セルフオイルトリートメントを
森でしてみました。
インドア派の人でも
家でするようなことを あえて森でしてみると
また一味違い、新たな気づきがあるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昨今のランニングブームに
運動苦手な私は焦っていました。
外で何かをするのは
ストレス解消になると
うすうす分かっていても、
なかなか行動できずに
プチストレスを溜めていたのです。
ランニングをしないなら、
ウォーキングかサイクリングだけど、
何か違うのよねぇと感じていた中で、
目に留まった森林セルフケア。
最初はどんなものか想像もつかず、
ちょっとした山に入るのは
覚悟していたのですが、
フィールドは身近にある都市型の公園。
何てお手軽。
森林セルフケアの気持ち良さを知った私は
森林セルフケアの担い手を育成する
「森林セルフケアコーディネーター」
の資格まで取得しました。
都市部では都市型の公園などで
活発に活動が行われているようですが、
私の住む九州地方では
山が当たり前すぎて
皆さんの意識が森=山になっており
なかなか広がらないのです^^;
春と秋は森がとっても気持ちがいい季節です。
ぜひストレスを抱えている
インドア派なみなさんにも
森林セルフケアに興味を持っていただけたら幸いです。
あ、意外と雨の時でも
濡れた地面や雨音、
おすすめらしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
森林セルフケアは私にこそ向いてる!